イマムオール判決にエルドアン大統領「政治とは関係なし」
2022年12月18日付 Hurriyet 紙
エルドアン大統領は、イマムオールに下された刑罰について、「これはある人物が裁判官を侮辱した容疑で受けた有罪判決からなるものだ。そこには政治的論争や思想の衝突はない。内輪の揉め事やビザンチン的な王位争いを私たちを通して行っている」と述べた。
エルドアン大統領は、マルディン・デリッキ平野灌漑、ミディヤト―ヌサイビン道路、オメルリ・ダルゲチト天然ガス供給、その他完了プロジェクトの大規模式典でスピーチを行い、次のように述べた。
■政治的ではない、あるのは侮辱
「最近の判決をめぐる嵐の背後には何があるのか?ファシスト的精神がある。実際、この論争は私たち、私自身、国民とは何ら関係ない。なぜなら、これはある人物が裁判官を侮辱した容疑で受けた有罪判決からなるものだからだ。そこには政治的論争も、思想の衝突も、奉仕の闘争もない。判決が出た後に語られ、書かれ、描かれたものをみると、笑ってしまう反面、悲しくなる。偽りの沢山の言葉が堂々と自信をもって表現されている様をみる度に笑ってしまう。私たちを通して内輪の揉め事やビザンチン的な王位争いをしようとしている人たちをみると、悲しくなる。
■私の人生は禁止や闘争の連続だった
しかし、目の前にある絵はとても明白だ。憲法第138条によれば、裁判官は、法律に則り、独立して職務を果たす。私が言っているのではなく、憲法第138条が言っている。いつも言っているように、私たちには裁判所の判決全てを支持する義務はない。私たちが批判してきた、さらには最も厳しく批判してきた裁判所の判決は沢山ある。だが、これは裁判官を侮辱したり、判決を認めないという権利を誰かに与えるものではない。民主主義や正当な手法で政治を行うという私たちのコミットメントを誰も疑うことはできない。私たちの人生は禁止や闘争の連続だった。」
(後略)
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:安井 悠 )
( 記事ID:54692 )