チリ:チリはパレスチナにおける代表のレベルを大使館に引き上げると決意
2022年12月22日付 al-Quds al-Arabi 紙
■チリはパレスチナにおける代表のレベルを大使館に引き上げることを決意
【サンティアゴ:本紙】
チリのガブリエル・ボリッチ大統領は水曜日の夜、同国が彼の任期中にパレスチナ自治区における代表のレベルを大使館に引き上げると発表した。これはサンティアゴのパレスチナ人コミュニティのメンバーとのクリスマスセレモニーでのスピーチの中の発言である。
「これは未だ公表しておらず、今公表を考えていることだが、私たちが政府として下した決定の一つは、パレスチナにおける公式代表のレベルを現在の代理公使から引き上げ、私たちの政権中に大使館を開設することである」とボリッチ大統領は述べた。
チリは現在、ラーマッラーに1998年4月に開設された駐パレスチナ自治政府代表事務所を有しており、一方パレスチナはサンティアゴに大使館がある。
2011年、チリはパレスチナを国家として承認し、パレスチナのユネスコへの加盟を支持した。
(中略)
チリにおけるパレスチナ人は、パレスチナの領土におけるイスラエルの軍事作戦に反対する大規模なデモを繰り返し組織した。
ボリッチ大統領は演説の中で、パレスチナ人は「存在し、抵抗し、歴史を持つ人々」であると強調した。
チリとパレスチナの人々は、パレスチナ人が20世紀にラテンアメリカ西部に位置する国(チリ)に移住し始めて以来、強固な関係を築いている。チリにおけるパレスチナ人の人口は現在30万人を超え、中東の外で最大のアラブ人コミュニティとなっている。
(後略)
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:石山遼 )
( 記事ID:54708 )