■ホワイトハウス特使とゴドス軍団司令官が、イラクでの「政治的影響力」をめぐる米国・イラン間の競争のさなか、同じ週にバグダードを訪問

【ワシントン：本紙】

イラク首相官邸と在バグダード米国大使館は、米バイデン政権のブレット・マクガーク中東問題担当上級顧問（訳注：正しい役職は調整官）が今週イラクを訪れたと発表した。米・イラク間の安全保障協力に関して、ムハンマド・シヤーウ・スーダーニー新首相と協議するためだという。

ウェブサイト「アクシオス」は、米国とイランがイラクでの政治的影響力をめぐって競争していると伝えた。また同サイトによると、マクガーク調整官はスーダーニー首相が3か月前に同職に就任して以来、バグダードを訪れた最上級のホワイトハウス高官であるという。

この米国のウェブサイトによると、「調整枠組み」として知られる親イラン諸派からの信任を受けて指名されたスーダーニー首相は、自国と米国の関係、そして自国とイランとの関係のバランスを取ることに努めているという。

国から米軍を撤退させることを要求している、イラクの親イラン民兵らによる圧力にもかかわらず、スーダーニー首相は米国の軍事的プレゼンスを擁護した。『ウォール・ストリート・ジャーナル』紙が最近行ったインタビューでも、「『イスラーム国』との戦いは依然として求められている」と語った。

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（ 翻訳者:萩原優太 ）
（ 記事ID:54847 )