レバノン:新大統領選出を求めて、下院議員2名が国会内で座り込み
2023年01月20日付 al-Quds al-Arabi 紙


■レバノンの下院議員2人が共和国の大統領選挙を要求して国会議事堂で一夜を過ごした(動画・ブログあり)

【ベイルート:AFP通信】

レバノンの下院議員、メルヘム・ハラフ議員とナジャト・アウン議員は、長引く経済危機と政治麻痺に陥ったレバノン(救済)のため、新大統領選出まで連続して国会を開くことを求めて、国会本会議場で夜を明かすという前代未聞の行動に出た。

学者であり環境科学の専門家であるアウン議員は金曜日の朝、国会本会議場からSNSを通じて動画を配信し、「私たちはここで夜を過ごしました。これがレバノンにとっての新たな夜明けであり、新たな希望であると信じています」と述べた。

ベイルート弁護士会の元会長で、ベテラン法学者であるハラフ議員も、ビデオクリップで、2人の一歩が真剣に受け止められ、われわれが快適に暮らせる祖国の新しい日に向かって進むことを願った。

両議員は、2019年秋にレバノンで発生した政治指導者たちに対する未曾有の抗議行動から生まれた野党ブロックに所属している。2人は木曜日午後、大統領選出のための国会終了後も国会内にとどまった。

ハラフ議員は木曜日、レバノン国民へのメッセージの中で、「憲法に基づく諸機関の秩序の回復および救済列車の発進のためには、救済大統領の選出はこれまで以上に緊急の課題である」と主張した。そして「新大統領の選出まで国会を連続して開かせるために、私は国会内に居残る」と断言した。

(後略)







Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:上村彩乃 )
( 記事ID:54856 )