ソマリア:学校が不足し教育の危機に直面する少女たち
2023年01月20日付 Al-Ahram 紙

■ソマリアの少女たちは学校不足の危機に直面する

【本紙:アブドゥルサマド・マーヒル】

「カイロ・ニュース」チャンネルはソマリアのボンベリー学校から「ソマリアの少女たちは学校不足の危機に直面している」と題したリポートを公表した。

この記事では「この学校は首都モガディシュで唯一の女子学校であり、女性への教育の提供とエンパワーメントを目的としているこの学校に約1300人の女子学生が通っている」と述べられている。そして同校は学生たちが勉学に励み、落第しないように、一部の生徒と貧困層の少女たちに住居を提供している。

学生であるシュクリー・アリー・ウスマーンさんは、人生の大半の時間をこの学校で過ごしてきたというが、この学校の教育環境のおかげで将来的に自身の人生がより良いものになってくれることを願っていると明かした。彼女は「私は7年前からこの学校で勉強しており、今は高校2年生です。女性にとって教育とはより良い未来のための明かりです。私たちにはすばらしい先生方がおり、私はこのプロジェクトのおかげで幸せです。ソマリアにはこのような学校は他にないでしょう」と説明した。

記事は「ソマリアにおいて女性が教育機会を手に入れることは難しいことであった。これによりソマリ人女性の間の非識字率は70%に上昇した。しかし、マーイダ・アブドゥッラーさんは、この学校がこの格差を埋め、貧しい女性たちを支援し、彼女らに教育を提供するために貢献できるのではないかと希望を抱いている」と付け加えた。

学生のマーイダ・アブドゥッラーさんは「私は数年前にこの学校に来たが、ここの教育体制は唯一無二のもので傑出している。管理職や先生方とも良好な関係を築くことができている。将来は数学の先生になりたい。」と述べた。

また、報告書において、同校は予算不足や教育スタッフ不足といった困難に直面しているということが確認された。しかし同校は市民団体や政府団体からの寄付を通して教員の給料を引き上げようと試みている。

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( 翻訳者:上野瞭太 )
( 記事ID:54872 )