アフガニスタン:国連副事務総長がターリバーン政権の女性弾圧に関して警告
2023年01月25日付 al-Quds al-Arabi 紙
■国際連合のモハメッド副事務総長、ターリバーンによる女性弾圧の継続にもかかわらず行われたアフガニスタン支援の中断に関して警告
【ブリュッセル:本紙】
国連のアミーナ・モハメッド副事務総長は欧州連合の加盟国に対し、アフガニスタンの統治主体であるターリバーン運動が女性権利への弾圧を強めているにもかかわらず、同国への人道支援が中断されたことについて警告した。
モハメッド氏は火曜日にブリュッセルで、ジャーナリストらに対し、「各政府は納税者らに、なぜこれほどまでに女性に対する差別を行っている国家に金の提供を継続するのか説明する必要がある」と述べた。
さらに、「喜ばしくない真実とは、アフガニスタンの女性や子どもたちが外部からの援助なしに亡くなっていることである」と続けた。
さらに同氏は、人道支援の必要性に関する言及のなかで、「アフガニスタンは摂氏マイナス30度に達する気温を経験しており、一部の人々は十分な食事をとれていない」と述べた。
モハメッド氏は、国際社会の目標が「他の地域においてターリバーン運動に圧力をかけることであるべきである」と述べた。さらにこの圧力に関して、支援組織の女性職員らにも影響を与えている「女性の雇用および訓練の禁止」措置に言及しつつ、「(ターリバーン運動に)女性に対する差別的決定を撤回させ、または少なくともより多くの例外措置を提供させる」ためのものであると述べた。
2021年8月にターリバーンに権力が復帰してから、アフガニスタンは女性から教育をはく奪している唯一の国となった。
(後略)
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( 翻訳者:西川舜 )
( 記事ID:54885 )