アルジェリア:米国国務次官補が西サハラ問題と人権問題に対する米国政府の見解を示す
2023年01月24日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ ブリンケン国務長官の補佐官がアルジェリアで西サハラと人権について語る…バイデン政権は、MINURUSO(国際連合西サハラ住民投票)ミッションとデ・ミストゥーラ特使の努力を支持する。
【アルジェリア:本紙】
米国のミシェル・シソン国際機関担当国務次官補は、「米国は、スタファン・デ・ミストゥーラ西サハラ担当国連事務総長個人特使の、この地域における恒久的解決のための公正で持続的かつ相互に受け入れられる政治的解決の推進を図る努力を支持する」と述べた。
アルジェリア訪問中のブリンケン国務長官の補佐官は記者会見で、「西サハラとこの地域の人々の平和で豊かな未来を実現するためには、政治的解決が不可欠である」と述べた。その実現のために、「我々はMINURSO(国際連合西サハラ住民投票ミッション)の平和維持活動を全面的に支持し、MINURSOが西サハラの恒久的な解決に向けた国連主導の平和活動を進めるための条件を整備する上で重要な役割を担っていることを高く評価している」と明言した。
国務次官補は、「バイデン政権は、スタファン・デ・ミストゥーラ国連特使の主導のもと恒久的で適正な解決につながる信頼のおける政治プロセスに関心を持って見守っている」と述べ、「米国は、今後も国連特使の努力に対する積極的な外交支援を続ける」と強調した。
人権問題に関して国務次官補は、「アルジェリア側の対談相手とこの種の問題を取り上げる上で、国連の特別報告者たちの訪問が重要であることを確認した」と述べた。また、「昨年11月にジュネーブで行われたアルジェリアに関する普遍的・定期的レビュー(UPR)の間に、多数の国連の特別報告者や作業グループへ働きかけることの問題(重要性)が提起された」と指摘した。そして、一般論として世界各国にこのような派遣団を積極的に受け入れるよう呼びかけた。
(後略)
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( 翻訳者:佐藤 祐朔 )
( 記事ID:54887 )