イスラエル:ネタニヤフ首相がヨルダンを電撃訪問し、アブドゥッラー2世と面会(2)
2023年01月24日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ネタニヤフ首相はヨルダン・イスラエル関係の新たなページを開くためにアンマンを訪問
【ナザレ:本紙】
この訪問は、ヨルダン・イスラエル間で長年にわたって緊張が続いたのちに、ネタニヤフ氏が首相の座に復帰したことに対して、ヨルダン政府の懸念が生じるなかでなされた。訪問の背景には同様に、イスラエルのイタマル・ベン・グヴィル国家安全保障相がエルサレムの聖域(神殿の丘)に乱入し、これをヨルダン国王が非難していたこともあった。またこれに先立ちヨルダン外務省は、イスラエル警察が数日前に、駐テルアビブ・ヨルダン大使によるエルサレムの聖域(神殿の丘)への訪問を妨害したことに関して、抗議を伝えるために駐アンマン・イスラエル大使を召還していた。(ただしヨルダン大使は数時間後に戻り、訪問を遂行した)。
イスラエルの複数筋によると、ネタニヤフ氏とアブドゥッラー2世は地域的な問題について協議し、「地域の安定に貢献する、両国間の戦略的、経済的、安全保障上の協力」に焦点をあてた。さらに両者は「イスラエルとヨルダンの間の友情と長きにわたるパートナーシップ」を祝福し、ネタニヤフ氏も「イスラエルがエルサレムの聖域(神殿の丘)での現状を維持する」ことを約束したという。
(後略)
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( 翻訳者:萩野穂高 )
( 記事ID:54895 )