エジプト:『マムルークたちのカイロ』…マムルーク朝時代の建築を振り返る(8)
2023年01月24日付 Al-Ahram 紙

■『マムルークたちのカイロ』…マムルーク朝時代の芸術的遺産を追う旅:ブックフェア特集

【ムスタファー・ターヒル】

我々はこの本を通じて、エジプトにおける物事の流れを根本的に変化させ、また一般的なイスラーム建築や特にマムルーク様式に影響を及ぼした、これらの時代の出来事に関して理解しようとするだろう。

ラドワー・ザキー博士はイスラーム文明・遺産を専門とする研究者である。彼女は現在アレキサンドリア図書館でイスラーム文明研究センターの上席研究員を務めており、アレキサンドリア大学でイスラーム考古学の博士号を取得した。彼女はサピエンツァ大学とローマの国立研究センターCNRで文化遺産に関する研修を受け、またスペイン・グラナダのアラブ研究所とドイツ・マールブルグ大学の中近東研究センターではイスラーム遺産に関する研修を受講した。彼女はいくつかの書籍と査読付き論文、記事を発表している。さらに2021年には、自著『アラブであるエジプト:エジプトのアラブ遺産に関する物語と特徴』が社会科学―歴史部門において国家奨励賞を受賞した。さらに2020年には、自著『石の遺産-カイロのイスラーム建築における可動遺産の足跡』がカイロ国際ブックフェアにおける芸術部門で最優秀賞に輝いた。さらに2018年には、自著『アレキサンドリアの科学の復活』がシャイフ・ザーイド賞(若手作家部門)で最終候補入りを果たした。

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( 翻訳者:佐々木舞香 )
( 記事ID:54922 )