ベイオールにおいて感染拡大のために閉鎖されていた娼館があるズュラファ地区の31棟の建物は解体される一方で、あらわになった歴史的なハマム(浴場)を保存修理し、社会文化施設を造ることが予定されている。
ベイオール文化街道の一部として文化芸術のセンターにするために、カラキョイのズュラファ通りの築200年の娼館が6ヶ月の工事の末、解体された。解体の際、周辺にあったシナゴーグ、教会、ハマムといった歴史的建造物があらわになった。
ベイオール区調査プロジェクト長のユスフ・ソユエル氏工事の最新の状況を説明し、これらの歴史的建造物はどうなるかということに関して情報を提供した。
「工事は、6ヶ月前に始まりました。土地の所有者側から解体を行うために文化財保護委員会へ申請がありました。解体の決定が下され、31棟の建物を解体しました。プロジェクトの領域でどのようなことを行うかについて、専門家と土地の所有者による会議が開かれ、検討が続いています。私たちがいま立っている場所は公園になる予定ですが、ワークショップを開いて、最終的な決定をします。近代的な建築物を解体するにつれ、周辺の歴史的建造物、建物の面影が出てきました。19世紀に石造りの部屋として建造され、最後にはハマムとして使われたと思われる建造物もあらわになりました。」
■ ハマムは実物に則して修繕します
ハマムは、歴史的建造物で登録された文化財であると述べたソユエル氏は次のように話した。
「保護が必要な建物のため、その実態に適切な形で価値を評価します。建物は登録されました。これからどうなるかは、都市デザインプロジェクトによって決定されます。計画においては社会文化施設として触れられています。現在は、プロジェクトの始まりの段階ですが、終了後も活動を続けます。私たちの活動は、保護監査局によって監督され、建物は保護されています。」
■プロジェクトは、文化財保護委員会に送ります
ソユエル氏は、「所有者の考えを聞きながらプロジェクトを遂行します」と説明し、「出来上がったプロジェクトは文化財保護委員会に送られ、承認後に実施されます。浴場を社会文化施設にするため、アイデアの段階でプロジェクトの検討を継続しています。文化財保護委員会がプロジェクトに否定的な返答をした際には、その意見に沿った新たなプロジェクトを用意し、再び委員会に提出する予定です。委員会が適切だと判断した場合、プロジェクトが実施されることになります」と話した。
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( 翻訳者:関颯太 )
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