デミルタシュ元HDP共同党首、緊急事態宣言発令決定を批判
2023年02月10日付 Cumhuriyet 紙


エディルネF型刑務所で勾留状態にある人民民主党(HDP)のセラハッティン・デミルタシュ元共同党首は、公正発展党のレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の緊急事態宣言の決定を批判した。デミルタシュ氏は、「なんだってできるくせに、どうして非常事態が必要だというのか。野党は注意深く動向を見守る必要がある。他の計画があるのは間違いない」と述べた。

トルコ大国民議会総委員会は、被災した10県において3ヶ月間の緊急事態宣言に関する大統領の決定について審議した。大統領の緊急事態の決定は、公正発展党(AKP)と民族主義者行動党(MHP)の議員の票により承認された。

人民民主党元共同党首のセラハッティン・デミルタシュ氏は、エルドアン大統領の緊急事態宣言の決定に対して以下のように発言した。

「なんだってできるくせに、どうして非常事態宣言が必要だというのか。緊急事態でなければ、本当の略奪に対処できないというのか、救援物資が集まらないというのか、瓦礫を撤去できないというのか。野党は注意深く動向を見守る必要がある。他の計画があるのは間違いない。

2016年に宣言された緊急事態は、その正当性と目的を越えて、あらゆる反対派の口を塞ぐために使われた。今回も目的外の権限を一つでも行使するのであれば、大問題だ。」

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( 翻訳者:関颯太 )
( 記事ID:54995 )