■カタールはシリアでの地震の犠牲者を救うために「民間防衛隊」（ホワイト・ヘルメット」を支援する

【ドーハ：アナトリア通信】

カタール開発基金（政府系）は日曜日、シリアで発生した地震の犠牲者を救助・救援するために続けられている、同国の「民間防衛隊」（ホワイト・ヘルメット）の活動に対する支援を発表した。

同基金は声明のなかで、ホワイト・ヘルメットの活動に対して支援を提供したと述べた。支援の内容には、負傷者の病院への搬送のために24時間体制で活動している救急車の修理が含まれるという。

同基金は、「支援には、救助活動に不可欠な大型車両を稼働させるための燃料の提供も含まれている」としつつ、「支援の残りの部分は、被災地の回復および基礎インフラの復旧に必要な活動をカバーするために活用されている」と付け加えた。

同声明によるとこの支援は、捜索・救助活動に貢献することのほか、ホワイト・ヘルメットが犠牲者の救援活動を遂行できるように、必要な輸送手段を提供することを目的としている。

さらに同声明は、当該支援が特に捜索・救助チームの援助に焦点を当てており、犠牲者の救助活動のペースを加速し、改善するために行われると明らかにした。

月曜日、トルコ南部とシリア北部でマグニチュード7.7の地震が発生し、数時間後にもマグニチュード7.6の地震と数百回にわたる激しい余震が発生した。この地震により、両国は人命と財産に大きな被害を受けた。

ホワイト・ヘルメットは地震発生後、シリア北西部における非常事態を宣言し、即時の対応を開始した。

シリアの民間防衛隊（ホワイト・ヘルメット）は、衛生と保護、捜索と救助、社会の保護といった分野のほか、平等と問責に焦点をあてた人権分野において活動を行っている。

Tweet

この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

　同じジャンルの記事を見る

（ 翻訳者:國松吟音 ）
（ 記事ID:55010 )