デミルタシュ「今我々がエルドアンに責任を追及せずして誰にする」
2023年02月14日付 その他 紙

長年、エディルネFタイプ刑務所に拘留されている人民民主党(HDP)のセラハッティン・デミルタシュ元党首は、文書を公表した。デミルタシュ氏は文書で「エルドアンは、あらゆる権限を自らに集め、唯一の権力になったならば、やるべきことをすべきではなかったのか。今、我々がエルドアンに責任を追及せずして、誰を追求するというのだ。その唯一の権力がエルドアン自身であるから、すべての責任はエルドアンにある。国民に対してその清算をしなくてはならない。これは、遅かれ早かれ実現することだ」と述べた。

カフラマンマラシュを中心とした10県に壊滅的被害をもたらしたマグニチュード7.6と7.7の地震をうけ、人民民主党(HDP)のセラハッティン・デミルタシュ元党首は、拘留されているエディルネ刑務所からドゥヴァル紙に対して文書を公表した。本文は以下の通り。


***

この大災害に際して、まず最初に批判されなければならない人[エルドアン大統領]は、当然それが自分自身であるにも関わらず、カメラの前ではいつものように、腹を立て、硬い表情を見せている。
さて、エルドアンに怒る資格があるのだろうか。彼は、すべての責任を果たしているにも関わらず批判されているのだろうか。この批判は、単にエルドアンの反対派からされているだけなのだろうか。
さあ、この問題を一緒に考えてみよう。
エルドアンは地震発生後、遅くとも5分以内に眠りから起こされただろうか。
全くそう思わない。
遅くとも30分以内に、地震についての最初の報告を受け取っただろうか。
全くそう思わない。
被害の大きさをその時理解しただろうか。
全くそう思わない。
35分以内に、陸海空軍と憲兵隊に対し非常呼集をかけただろうか。
我々が知るように、かけていない。
では、エルドアンはこれらをせずに何をしていたのだろうか。
エルドアンは自分の党に属する市長らに一人一人電話をかけた。しかし、地震の被害が大きく協力による効果が期待される4つの野党系の広域市市長らとは、たったの1人とさえも話さなかった。
人々に対しては日中姿を見せ、彼の人生で最も苛立った演説を行い、野党を断罪し、排除し、侮辱し、脅迫した。
[そこで]被災者に対し、1万リラと新しい住居の援助を表明した。
SNSを制限した。
非常事態宣言を発令した。
無節操と言った。不届き者と言った。面汚しと言った、本当にいったのだ……。
言いたいなら言えばいい。だが、エルドアンに批判に対して腹を立てる資格があるだろうか。
エルドアンは、あらゆる権限を自らに集め、唯一の権力になった。ならば、やるべきことをすべきではなかったのか。なぜなら、現状の制度では、エルドアンの許可なしには何もできないのだ。
今、我々がエルドアンに責任を追及せずして誰を追求するというのだ。
その唯一の権力がエルドアン自身であるから、すべての責任はエルドアンにある。エルドアンは国民に対してその清算をしなくてはならない。
これは、遅かれ早かれ実現することだ。

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( 翻訳者:麻生充仁 )
( 記事ID:55028 )