パレスチナ:西岸でイスラエル人が負傷、パレスチナ人によるひき逃げ攻撃か
2023年01月31日付 al-Quds al-Arabi 紙

■占領下の西岸地区中心部でひき逃げ攻撃により、イスラエル人2人が負傷

【ラマッラ:アナドル通信】

イスラエル軍とヘブライ語メディアによると、火曜午後、西岸地区中心部のラマッラ付近でひき逃げによる攻撃があり、イスラエル人2人が負傷した。

軍は声明で「タブーフ(ザアタラ)交差点地区での攻撃の報が届いた。軍は攻撃の詳細をチェックしている」と述べた。

一方、ヘブライ語ニュースサイト『ワッラー』は、「この攻撃によりイスラエル人2人が負傷し、現在、疑わしい車の捜索が行われている」と報道した。

ヘブライ語紙『イェディオト・アハロノト』は、「青年2人がこの攻撃で重軽傷を負い、ペタク・チクヴァ(中央)のベイリンソン病院に搬送された」と伝えた。

また同筋によると、その場にいたイスラエル軍は、車で逃走するパレスチナ人に対して発砲し、容疑者の居場所を特定するためにローラー作戦が行われている。

同紙は、「2人の負傷者は道路を横断していた際に、白い商用車にひき逃げされた」と強調した。しかし、イスラエル国営放送機関のTV局『KAN』は、「パレスチナ人が自身の車で青年のグループの方へ向かって車を突進させ、その中の2人に負傷を負わせた」と述べた。

また、「1人は腿を骨折し、ヘリコプターで病院まで運ばれ、軽傷者の方は現場で治療を受けた」と明らかにした。

同局は「イスラエル軍は攻撃実行者を捜索しており、同地区に複数のバリケードを設置した」と付け加えた。

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( 翻訳者:齋藤公佑 )
( 記事ID:55040 )