環境・都市・気候変動省のムラト・クルム大臣は、「10県において住宅建築を開始した。第一段階で3万戸の住宅を計画した。段階的に損害査定が完了し次第、住宅を市民に引き渡していくことになろだろう。105平方メートルの3部屋+1リビングを備えた集合住宅を建設する。」と言った。
環境・都市・気候変動省のムラト・クルム大臣は、カフラマンマラシュを震源とする地震で被災したガズィアンテプに加え、カフラマンマラシュ、ハタイ、アドゥヤマンと順に訪問し、上空からと地上からの検証を続ける中、新都市建設のための場所の決定に取り組んでいる。クルム大臣は、アドゥヤマンでの調整会議の後、声明を発表した。地震は10県に影響を与え、1350万人の市民に影響を与えたと述べるクルム大臣は、「地震は1000平方キロメートルの範囲で起こった。地震に伴い、道路の損壊、土砂崩れ、地割れ、インフラの破損、建物の倒壊、瓦礫が発生した。 トルコの81県に住む8500万人の国民たちの心・情・心の奥底は、被災地域のために震えている。国は、あらゆる手段を講じて、捜索・救助、避難先、およびその後の全過程を実際に深く注視している」と話した。
■「私たちは50〜100年の都市を計画している」
クルム大臣は、被災地域市民の恒久的な住宅の必要性を満たすために行動に移ったとし、「10県で建設プロセスを開始した。建設プロセスに関して我々は、省の全職員と協力して、県ごとに新たに建設される家の立地、地盤調査、この地域に関する土壌の特徴を、各都市の活力とともに検討する。また市や民間部門の見解にも耳を傾ける。我々は市民の要請と要求を受け入れる。私たちは一緒に、新しい定住場所を、願わくば50年、100年の都市を計画するといった動機を持ってこのプロセスを検討している。」と話した。
■「105平方メートルの広さの家を建設する予定」
クルム大臣は、最初の建設は3月初旬に集合住宅局(TOKİ)によって開始されると述べ、次のように語った。「最初の段階では、現在3万戸の住宅を計画している。段階的に損害査定が完了し次第、私たちは市民に住宅を引き渡していくことになろだろう。105平方メートルの3部屋+1リビングを備えた集合住宅を建設する。ここでは、都市の成長を考慮して、地盤、断層線までの距離を配慮して、居住場所を決定する。ここでは、詳細な地質調査を行うことから建設活動を開始する。我々の大統領が表明したように、できれば一年以内に、以前にエラズー、マラティヤ、イズミルで行ったように、この地域でもすべての組織が目下この問題に焦点を合わせている。民間企業、装備、エンジニア、建築家、TOKİ、全組織で建設活動を行う。今日から建材の手配さえしている。これらの家の鉄、セメント、レンガ、モルタル、プレートタイル、頭に浮かぶものは何でも、今日からこれらの手配をしておくことで、市民との約束を守りたい。そしてその時、彼らと一緒に今悲しむように、一緒に泣くように、一緒に悲しみに暮れるように、我々は[住宅を引き渡す]その日も彼らの幸せな姿を目撃できることを願っている。」
■荷物の搬出への警告
クルム大臣は、損害査定が完了した家屋について市民に、僅かなまたは被害を受けなかった家には入ることができ、損傷した建物やひどく損傷のある建物には入らないように警告したと述べ、「家具の搬出時には、市民は、調整の知識を持たずして家具を搬出すべきではないと強調したい。ひどく損傷した建物は、今後の余震に伴うリスクを含んでいる。治安組織と技術者達による検証の末、建物から家具を持ち出すことができるかどうかの判断が出る前には、絶対に家具を持ち出すべきではないと説明したい。国民の皆さん安心してください、我々の国は強い。この地域にはトルコ全県から訪れた市民のナンバープレートを見ることができるでしょう。私たちは手を取り合い、地震の被害をできるだけ早く除くための措置を講じます。我々は、より良い、より美しいものを市民に贈ります。」と述べた。
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( 翻訳者:上野明莉 )
( 記事ID:55043 )