教育相は、抜本的改革文書の実施のための予算枠の配分を発表し、「学生の教科書の内容には重大な変更が加えられるだろう」と述べた。
【ジャーメ・ジャム電子版】ユーセフ・ヌーリー教育相は、国際科学オリンピックにおける我々の順位は非常に注目に値すると説明し、「本年、我が国の学生は国際科学オリンピックで20のメダルを獲得し、そのうち有名な5大会で4位となった。国際科学オリンピックでのイラン人学生の活躍により、1403(西暦2024/25)年の国際物理オリンピックの主催国にイランが任命された。このオリンピックは、世界的に権威のある有名な科学コンテストの1つである」と述べた。
同氏は、組合せ数学オリンピックでイラン人学生が1位を獲得したことに言及し、「この科学オリンピックは本年42カ国間で開催された世界的に重要な催しであるが、メディアには注目されなかった。一方、《説明ジハード》でこのような成功を納めることは1つの課題である」と説明した。
ヌーリー氏は過去数ヶ月におけるメディアを通してのアピールについて述べ、「我々は女性への注目と信頼という面に関し、教育の分野において先駆的に取り組んできており、教師の約54%を女性が占めている。一方、女子学生は49%、男子学生は51%である」と強調した。
同氏は、現在の1人あたりの教室面積をイスラーム革命の勝利以前と比較し、「イスラーム革命以前における我が国の1人あたりの教室面積は1.4平方メートルで、今日では8年間の戦争と残酷な制裁にも関わらず、この面積は5.2平方メートルに達している」と述べた。
教育相は10〜49歳の人々の識字状況を、「1357(西暦1978/79)年の識字率は約47%であったが、これに対して今日は97%に達している。エマーム・ホメイニー師(神よ、彼に慈悲を与え給え)による識字運動の創設により、この恩恵がもたらされた」と説明した。
ヌーリー氏は「革命前、英才教育を行う学校は1校しかなかったが、今日は700校に達している。寄宿学校や教員養成大学も非常によい発展を遂げている」と付け加えた。
同氏は、第13期政府による学校関連の施策についての説明の中で、「我々が「前政権から]教育行政を引き継いだ際には、インフラの面に問題があった。1万3000ほどのトイレが不足していたが、緊急の措置が取られてこのうち8000は解決され、また新学年の開始までに完全にこの不足を解消するつもりである」と強調した。
教育相はコンテナ型仮設学校について、「我々は生徒が10人未満の学校に800のコンテナ型仮設学校を必要としていたが、慈善家たちの協力によりこの部門の需要を満たした」と述べている。
教育相は、抜本的改革文書の実施のための予算枠の配分を発表し、「学生の教科書の内容には重大な変更が加えられるだろう」と述べた。
10万教室の修繕に21兆トマーンを割り当て
ヌーリー氏は、農村地域の風土に適した学校の建設を強調し、「これらの学校は、丈夫でありながら村の形態に適したものでなければならない。我が国の学校では10万教室が修繕を必要としており、政府は州訪問中に21兆トマーンの政府支出金をこの部門に割り当てた。従って、教育分野の政府支出金は2倍となっている」と述べた。
同氏は諸々の不足を補うための教育環境整備の促進を発表し、「不足を補うため我々に必要なものの一部には外貨準備高が利用され、約1億1700万ドルが割り当てられている。ソフト面では、教員向けに導入された評価制度が新たに始まった。この制度の導入には多くの時間を要したが、特別な指示を出し、政府として細心の注意を払った」と付け加えた。
教育相は、ファルハンギヤーン大学に大きな注意を払ったことを指摘し、「閉鎖の危機に瀕していたファルハンギヤーン大学は今日、政府の州訪問の中で注目されている。また、教育事業の活性化のために適切な措置が講じられ、抜本的改革文書の実施のための予算枠が初めて設けられた」と述べた。
メディアイベント『我々はどんな旅をしてきたか』は、バフマン月14日金曜日から22日金曜日(西暦2月3〜11日)の7時から20時まで、イスラーム革命殉教者文化複合施設にて開催され、国と軍の関係者がテレビの生放送スタジオや国の公式通信社のブースを通じてイスラーム革命の成果と進歩を説明する。
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( 翻訳者:KA )
( 記事ID:55091 )