シリア:欧州を起点とする救援機2機がダマスカス空港へと着陸…欧州諸国がみせる「人道的な兆候」(2)
2023年02月27日付 al-Watan 紙


■ハブーバーティー・シリア・アラブ赤新月社代表が本紙に語る。「欧州側はシリアへの支援を増加させることに取り組むだろう。これは非常に重要な兆候である」…EU諸国から救援機2機がダマスカス空港へと直接着陸

【ダマスカス:諸通信社】

さらに同氏は「過去12年にわたって、欧州発の航空機がシリア国内に着陸したことはなかった。しかし今日、彼らの飛行機はシリア国内に着陸している」と述べた。さらにシリアに着陸する航空機の保険料が高額であることを指摘しつつ、次のように付言した。「しかし今日、欧州の人々は自国の航空機がベイルートではなくシリア国内に着陸することを望んでいる。前者を目的地とした方が、はるかにコストが安いにもかかわらず、である。これは同様に、人道面における非常に重要な兆候でもある」。

ハブーバーティー氏は、欧州諸国がシリアに課せられている制裁のうち一部の停止する動きを見せていることに関して、次のように答えた。「我々はこうしたステップをポジティブなものと考えている。現実的に考えてみれば、このようなステップは人道的であるといえ、早急な復興プロジェクトを支援するために役立てることが可能であると思う。制裁の影響によって、これまで国際企業の多くが、シリアが電力に関連する換装を行うことを妨げてきたのである」。

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:55132 )