善良党アクシェネル党首、6野党連合から離脱-ヤバシュとイマムオールを示唆
2023年03月03日付 Milliyet 紙
【訳者注:アクシェネルのこの行動にもかかわrず、ヤバシュとイマムオールはクルチダルオール支持を表明し、アクシェネル自身も6者会談に復帰した】
善良党の執行委員会が終了した。会議の後、IYI党のメラル・アクシェネル党首が6者会談に関する決定事項を明らかにした。
善良党のメラル・アクシェネル党首は、党執行委員会メンバーとの会議の後記者会見を実施した。アクシェネル党首は、現時点で善良党が不当に扱われており、承服を余儀なくされているがこれには屈しないと述べた。
アクシェネル党首は、昨日実施された6者会談で5つの政党からケマル・クルチダルオール氏の擁立に関する言及があったと明らかにし「我々善良党も3年以上に渡って通りで、店舗で、そして広場で幾度も聞いてきたこと、つまり国民の多くが賛成してきた様子を、そして実施された全ての世論調査でも長い間エルドアン大統領を大差でリードしてきた様子を我々が目撃してきた2人の候補者に関する見解を明らかにした。この2人は、アンカラ広域市長のマンスル・ヤバシュ氏とイスタンブル広域市長のエクレム・イマムオール氏だ」と述べた。
■「トルコよりも個人的な確執が優先された」
候補者擁立プロセスが健全に遂行されるように、各党が別々に指定した調査会社が行う調査に照らして、データに基づき合理的かつ客観的な方法で共通の大統領候補を選ぶことを提案したというアクシェネル党首は「しかし残念ながら、この意見と提案は会議の同席者によりはっきりと否定された。つまり、国民の正当な期待を会議に反映させる我々の努力は拒否され、6者会談の最終の会合でかっこ付きの合意に至った。これを機に理解したことは、トルコよりも個人的な確執が選ばれたということだ。理解したことは、国民が勝ち取った真理よりも個人の問題のために、もっともらしい尾ひれのついた嘘が選ばれたということだ。理解したことは、8500万人が勝ち取るべき記念すべき勝利よりも、負けが込むにつけ膨んできた負債の清算が選ばれたということだ」と述べた。
■「公証役場(のような確認の場)と化した」
アクシェネル党首は、善良党としては「まずは祖国」という立場を捨てず、一度でも社会に対して発した約束を曲げないとしたうえで「場は整い、党の利益を度外視して国民のために尽くしてきた。飽きることなく、そして諦めることなく話し、説明し、聴き、示した。しかし、残念ながら成功しなかった。悲しいことに、昨日までに6者会談が国民の意思や決定を反映する力を失ってしまったと言わなければならない。社会の共通利益のためにという良い意図で設立した6者会談は、もはや候補者を議論する共通の知のプラットフォームではなくなってしまった。たった1人の候補者を承認するために動く公証役場と化した。我々はこの確認の場には参加しない」と述べた。
■ヤバシュ氏とイマムオール氏に呼びかけ
アクシェネル党首は、アンカラ広域市のマンスル・ヤバシュ市長とイスタンブル広域市のエクレム・イマムオール市長にも呼びかけ「素晴らしい市長たちよ、あなた方はこの国民の意思によって選出された。妨害を、自身の潔癖さにより克服した。自らの任務を最良の形で遂行した。国民を瓦礫の下でさえも独りにしなかった。あなた方にとって幸せなことに、国民はあなた方の努力を見て、あなた方の隣にいる。国民はあなた方の真摯さを理解し、あなた方を支持した。国民はあなた方のことを愛し、大事にし、断絶に直面する今、あなた方を必要としている。今日、ちょうど(共和国建国の)100年前のように、国家の全体性と国民の独立は危機に晒されており、我々の組織は腐敗し、その内部は空洞化し、政府の評判は毎日落ちており、王室のような政権は自身に降りかかる責任を全うせず、国民を滅亡に追い込んでいる。しかし、100年前と同様に、今日、国民は、独立を自身の意志と決定に委ねようとしている。あなた方にも火中の栗を拾う義務を課しているのだ」と述べた。
アクシェネル党首は一つの選択が必要だと述べ「輝く太陽の下で真っ直ぐ立つか、伸びた影に消えるか、栄えある闘いで何百万の人々と一緒に歩むか、悲劇のエクストラになるか。例えば『(新たな)歴史を書き記すか、歴史(上の存在)となってしまうか』だ」と言った。
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( 翻訳者:神谷亮平 )
( 記事ID:55145 )