アクシェネル善良党党首に立候補の声
2023年03月05日付 Cumhuriyet 紙
メラル・アクシェネル善良党党首は同党所属の自治体首長らと面会した。アクシェネル党首は、首長らの「立候補してほしい」という誘いに「後で話そう」と答えた。
メラル・アクシェネル善良党党首は、昨日、党本部でまず同党所属の自治体首長らと、それから最高幹部会議メンバー、党首顧問メンバー、所属国会議員らと集まった。
本紙が入手した情報によると、アクシェネル党首は党員の見解を問うた。アクシェネル党首が「立候補してほしい」と誘ったマンスル・ヤバシュ市長やエクレム・イマムオール市長が「クルチダルオールの意図を汲む」立場であると党員たちが発言したという。その後、党員たちは、今度はアクシェネル党首へ「立候補してほしい」と言ったことが明らかにされた。この誘いに対してアクシェネル党首が「それらについては後で話そう」と言い、その後は以前の「首相制を望む」という発言を繰り返したといわれる。
■共和人民党へ「人民の民主主義党と共謀」
善良党の幹部らは、「アクシェネル党首が国民を候補者なし放置しないだろうと」明らかにする一方で、「アクシェネル党首の立候補に関しても結果を待っていることを」述べた。「[大統領選に]三人の候補者で臨めば、大統領選挙を第二投票に持ち込めるだろうと」訴えた幹部らが、共和人民党に宛てては「エルドアン大統領を選挙で勝たせるケマル・クルチダルオール議員と人民の民主主義党は共謀している。[与党側の]共和連合を結束させる。三人の候補者とするのは、第二投票に持ち込む保証となる。」と評価したことも注目を集めた。
■「裏で合意しているようだ」
幹部らは、アクシェネル党首が「党に対して品がないことが行われたと」頻繁に強調したのを明らかにする中、野党6党連合の直近の会議で、ケマル・クルチダルオール議員の候補選出も「満場一致によるものではなく多数決で決められ、従ってこの状況が野党6党連合の設立理念に反していることを」訴えた。党員らは、「クルチダルオール議員は野党連合を自分のために設立したようだ。他の諸党とクルチダルオール議員を推す件で裏で合意したと見られる。」と説明した。
■「退かなければ戻らないだろう」
善良党幹部らは、「クルチダルオール議員が立候補から退かない限り、アクシェネル党首が再び野党連合に戻る可能性はないことを」明らかにした。一方で、首長らが会議の中でアクシェネル党首に「3月6日の野党会議に参加するのか」と質問し、これに同党首が「招待されるなら参加する」と答えた、とも幹部らは説明した。
この間に、ミュサヴァト・デルヴィシュオール善良党副党首は、アクシェネル党首が3月6日の会議に参加しない予定であると明らかにした。アクシェネル党首は昨日行われた党首サミットにも招待されていないことが分かった。
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( 翻訳者:梅田茉奈 )
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