妥協案「イマムオールとヤヴァシュを副大統領候補」により野党6党連合、再結束
2023年03月06日付 Cumhuriyet 紙


善良党のメラル・アクシェネル党首の手厳しい追求により危機に瀕している国民同盟(野党6党連合)の代表者らは、今日幸福党主催の会合で一堂に会した。アクシェネル党首は、イマムオール、ヤヴァシュ両氏を「権能ある副大統領」とすることで同盟への復帰を果たした。テメル・カラモッラオール幸福党党首は、同盟の「最年長指導者」であるという理由で、CHP(共和人民党)のケマル・クルチダルオール党首の立候補を発表する予定だ。野党6党会談が続く中、国民同盟を支持する数千人の市民が、本部前に集まった。

アンカラでは、本日16時に開始される国民同盟の会談に全市民の注目が集まっている。国民同盟は、善良党のメラル・アクシェネル党首の手厳しい批判と、マンスル・ヤヴァシュ・アンカラ広域市市長およびエクレム・イマムオール・イスタンブル広域市市長の立候補に向けた呼びかけにより危機に陥った。

ケマル・クルチダルオールCHP党首の指示により、イマムオール、ヤヴァシュ両氏は、アクシェネル善良党党首との面会のため、善良党本部を訪問した。キュルシャド・ゾルル善良党広報部長は、アクシェネル氏がイマムオール、ヤヴァシュ両氏へ国民同盟の副大統領になるよう提案したと明らかにした。

本部に最初に現れたのは、DEVA党のアリ・ババジャン党首であった。ババジャン氏に続いて15時40分に善良党に現れたのは、民主党ギュルテキン・ウイサル党首である。3人目はクルチダルオールCHP党首で、同氏は本部前にて、「人民の希望、クルチダルオール」とのスローガンとともに迎えられた。

アクシェネル党首は、イマムオール、ヤヴァシュ両氏のために設けられた「権能ある副大統領」の構図が認められたことにより、会議に復帰した。15時48分に幸福党本部入りしたアクシェネルは、「一丸となって、勝利を掴む」というスローガンで迎えられた。アクシェネル不在での開催が見込まれた会合は、善良党党首の参加をもって開始された。

幸福党主催で開催された会合後、連合による大統領統一候補が明らかにされる。候補者はケマル・クルチダルオールCHP党首が有力である。

国民同盟は、善良党を除く5政党によって、幸福党主催のもと金曜日に会合を開いた。四時間半に渡り続いた会合ののち、「誰を失望させることもなく、信頼を失墜させることなく、我々は歩みを進めます。目指すべきは、敗者のない勝利であります」との共同声明が出され、大統領候補および以前の合意に基づいた移行プロセスの段取りが 3 月 6 日月曜日に公開されることが明らかにされた。

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( 翻訳者:田辺清鼓 )
( 記事ID:55170 )