震災住宅建設の約束は守られるか「約束するのは簡単」
2023年03月17日付 Cumhuriyet 紙

5万人の国民が命を落とした地震の後、エルドアン大統領は1年以内に20万棟の住宅が完成することになると明らかにした。同大統領は、イズミル地震の際にも5千棟の住宅を建設すると約束した。ところが、それから2年半が経過したにも関わらず、このうちわずか2500棟しか完成していない。

一方で、2月6日の地震では11万8千棟が全壊した。国民の「クレーン車と救助隊を送ってくれ」という叫びに対し政府が「すべての瓦礫のもとに私たちはいた」と答えた。政府が公表した数字からは、実際に重機が投入されたのは瓦礫10か所につき1か所であったことが発覚した。

災害緊急事態対策局(AFAD)は、公的・民間セクター所有の1万8053台のクレーン車や重機が作業を行い、同時に被災地に27万2046人が派遣されていると伝えることで自ら嘘つきであると公言することになった。

■「約束するのは簡単」

共和人民党(CHP)のイズミル選出の国会議員アティラ・セルテル氏は、そうした約束には説得力がないとし、「約束をするのは簡単だが、それを守るのは難しい。嘘をつくのは簡単だが、真を見つけるのは難しい」と語った。

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( 翻訳者:関口ひなた )
( 記事ID:55249 )