瓦礫の下から製品救出の努力-1000万リラ相当、、、ハタイ県
2023年03月23日付 Milliyet 紙


カフラマンマラシュを震源とする一連の地震で、経営する4階建ての衣料品店を崩壊で失った青年が、瓦礫の中から重機で1000万リラ相当の製品を救出しようとしている。

2月6日に発生したカフラマンマラシュを震源とする一連の地震は、11県の中でもハタイに最も大きな被害をもたらした。街の経済の中心であった旧アンタキヤの何百もの店舗が崩れた。織物と卸売衣料品市場であるハラパラス地区では30歳の経営者、ウムト・タトゥルさんの4階建ての店も全壊し、およそ1000万リラ相当の衣料製品が瓦礫の中に残された。

地域で瓦礫の撤去作業が始まる中、ウムト・タトゥルさんもレンタルの重機を使って、店の瓦礫の中から無事だった製品を取り出そうとしている。数十人の作業員が土埃の舞う中、袋に入った状態の良い製品を安全な場所へ運んでいる。地域での作業はドローンでも撮影された。

■「1000万リラの価値」

ウムト・タトゥルさん(30)は、ハラパラス地区の4階建ての卸売の衣料品を扱う仕事場が、最初の地震が起きてから二日後に崩壊したと話した。皆で状態の良い製品を重機を使って取り出そうとしているとして、「私たちはこれから状態の良いものを選んで、他県の支店で販売を続けます。仕事を止める訳にはいきません。ハタイから出て行くことはできません、一時的に離れるだけです。そして、またここに戻ってきます。だいたい1000万リラ以上の損害が出ました。私たちの車は瓦礫の下に残ったままです」と語った。

地震でいとこだけが亡くなったと明かしたタトゥルさんは、「妻や子どもたちはありがたいことに無事でした。しかし、私の友達の何人もが亡くなりました。でも私はこれらの製品も守らなければなりません」と話した。


 

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( 翻訳者:芝田幸恵 )
( 記事ID:55280 )