米国:イスラエルによる2005年のいわゆる「分離法」の改正に「大いに悩まされている」
2023年03月21日付 al-Quds al-Arabi 紙
ヨルダン川西岸北部の元入植地ホメシュの前哨基地にテントを運ぶ入植者たち
ヨルダン川西岸北部の元入植地ホメシュの前哨基地にテントを運ぶ入植者たち

■米国は、入植者たちをヨルダン川西岸地区に戻すというクネセトの決定に「非常に悩まされている」:挑発的な動き (動画あり)

【ワシントン、パリ、ブリュッセル:本紙】

米国務省のヴェダント・パテル副報道官は火曜日、「ワシントンは、ユダヤ人入植者にヨルダン川西岸地区にある4つの入植地に戻る道を開くクネセト(イスラエル国会)の動きに「非常に悩まされている」と述べた。

パテル副報道官は、「入植地を巡り、退去を命じた2005年の法律の改正は、非常に挑発的で、ラマダーン月やユダヤ教の過越祭、キリスト教の復活祭に向けてイスラエルとヨルダン川西岸地区の情勢を鎮静化する取り組みに逆行する」と非難した。

そして、エジプトでの協議後のイスラエル政府とパレスチナ自治政府の高官による共同声明に言及し、この措置がとられたのは、イスラエルが新たな入植地と前哨基地の(建設)許可についての議論を停止することを確約したわずか2日後のことだと言い切った。

「米国は、アリエル・シャロン元首相と(米国)が交わした約束および現イスラエル政権が行った約束に沿って、法律で定められた地域への入植者の帰還を許可しないよう、イスラエル政府に強く求める。われわれはこれまでにも入植地建設(計画)の継続が和平と2国家間解決実現の障害になると明確に示してきた」とパテル報道官は述べた。

State Department spokesman Vedant Patel condemns repeal of law banning Jews from sites of 4 communities destroyed in 2005 Disengagement. pic.twitter.com/AqNM2GaJOU

— Israel National News - Arutz Sheva (@ArutzSheva_En) March 21, 2023


クネセトは火曜日、2005年に撤収したヨルダン川西岸地区の4つの入植地への帰還を認めるいわゆる「分離法」修正案を第二読会と第三読会で可決した。

(後略)

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( 翻訳者:ヘス木有那 )
( 記事ID:55296 )