イスラエル:国家安全保障相直轄の国家警備隊設立は国内分裂を助長
2023年03月30日付 al-Quds al-Arabi 紙
■武装民兵組織の設立は、ネタニヤフ首相による内戦への準備..(アラブ担当高等)フォローアップ委員会はそれを内部のパレスチナ人にとって存在に関わる直接的な脅威と見なす。
【ナザレ:本紙】
(イスラエル)占領政府は、パレスチナおよびイスラエル双方から危険なファシストの武装ギャング集団と非難の声が上がる中、次の日曜日の会議で、ベン・グヴィール国家安全保障大臣直轄の武装民兵組織の結成を閣議決定する。
イスラエル警察が、新たな治安組織として「国家警備隊」創設を了承したことは明らかである。この組織は独自の行動指針と(過激な)思想を持つ国家安全保障大臣の直轄組織である。イスラエルの情報筋によると、(イスラエル)警察のコービー・シャブターイー長官は水曜日の朝、ベン・グヴィール大臣と会談し、両者は警察長官がこれらの民兵組織を指揮するが、大臣が彼らの任務を決定する、つまりベン・グヴイール大臣が実権を握るという合意に向けて進んでいるということだ。
その一方で、複数のイスラエルの団体が今回の動きの危険性を警戒し、火遊び、治安の乱用と指摘した。
イスラエルの有力紙ハアレツは「私設民兵団」というタイトルで、占領政府のベンヤミン・ネタニヤフ首相とテロ行為で有罪判決を受けたベン・グヴィール大臣を非難した。そして、首相がわずか2日前に内戦を警戒したことに言及し、彼が民族主義の扇動者にふさわしく、この私設民兵団の実現に寄与したと報じた。
(後略)
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( 翻訳者:土屋伶斗 )
( 記事ID:55318 )