■在マスカット・イラク大使館にて、シリア、イラン、サウジアラビア、イラクの大使が会談する…マイヤーシリア大使は本紙に対し、アンズィーサウジ大使が「サウジアラビアの力はシリアの力であり、逆もまた然りである」と強調したことを明らかにする。
【スィルヴァ・ラズーク】
イドリース・マイヤー駐オマーン・シリア大使は、本紙に対する発言の中で「シリアは常に、アラブ諸国間の緊張を和らげるためのあらゆる努力を歓迎してきた」と強調した。
マイヤー大使のこの発言は、シリア、イラン、イラク、サウジアラビアの4カ国の駐オマーン大使が数年ぶりにそろった会談をうけてのものである。在マスカット・イラク大使館は昨日(4日)、HPで「カイス・サアド・アーミリー駐オマーン・イラク共和国大使は、イドリース・マイヤーシリア・アラブ共和国大使、アブドゥッラー・アンズィーサウジアラビア王国大使、およびアリー・ナジャフィーイラン・イスラーム共和国大使を迎えた」と伝えた。
マイヤーシリア大使は、会談がカイス・アーミリー駐オマーン・イラク大使公邸にて同大使の主導で行われたことを指摘し、友好的かつ親密な会談だったと説明した。また「会談では、我が国にとって重要な様々な問題についての意見交換が行われた」と述べた。
そのうえで、「我々は会談で、アラブの連帯強化とアラブ諸国間の緊張緩和を熱望しているという、既に周知のシリアの立場を強調した。シリアは、すべてのアラブの兄弟との関係再開・回復にいかなる条件も付けておらず、過去の教訓に学び、未来を見据え、すべてのアラブ諸国にひとつである我らアラブ人の利益を実現するためあらゆることを行うよう訴えている」と述べた。
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( 翻訳者:下宮杏奈 )
( 記事ID:55359 )