■在マスカット・イラク大使館にて、シリア、イラン、サウジアラビア、イラクの大使が会談する…マイヤーシリア大使は本紙に対し、アンズィーサウジ大使が「サウジアラビアの力はシリアの力であり、逆もまた然りである」と強調したことを明らかにする。
【スィルヴァ・ラズーク】
マイヤー大使はまた、サウジ大使の発言も同じ方向性にあったことを指摘し、アンズィーサウジ大使が、サウジの力はシリアやイラクにとっての力であり逆もまた然りであることや、サウジはアラブ間の健全な関係構築を熱望していることを強調したことを挙げた。サウジ大使はまた、シリア全土に安全と安定が戻ることを望むと述べたという。
マイヤー大使はさらに、「アラブの連帯強化とアラブ人の再結束はともにシリアの政治・外交の最も重要な原則を為しており、シリアの政治が過去数十年にわたり常に志向してきた目標である」と述べた。そして、バッシャール・アサド大統領が最近複数のロシアメディアに対する発言の中で、「シリアがすすんでアラブの兄弟との関係を断ってきたことはなく、したがって我が国はあらゆるアラブの共同行動の中心に居続けるだろう」と強調したことに言及した。
大使は、シリアの多くの地域を襲った2月6日の地震の後、シリアとアラブの関係に明らかな「雪解け」が見られたと示したうえで、今後この「雪解け」がさらにすすみ、その中で、サウジアラビアであれその他のアラブの兄弟国であれ、近い将来成果が現れるような具体的措置がとられることを望むと述べた。
そして、「我々はアラブ諸国間の関係回復を望んでおり、シリアもそのために尽力している。シリアにとって重要なのは、アラブの共同体が直面している課題について共通の集団的理解があること、かつそれらの課題に立ち向かうための明確な戦略が構築されることである」と述べた。
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( 翻訳者:下宮杏奈 )
( 記事ID:55360 )