パレスチナ:アル=アクサー・モスクへの礼拝者に対する占領軍の制限措置
2023年04月07日付 al-Quds al-Arabi 紙


■13万人…占領措置により、ラマダーン月第3金曜日のアル=アクサーへの礼拝者数が半数まで減少

【エルサレム:本紙】

ラマダーン月第3金曜日のアル=アクサー・モスクへのパレスチナ人礼拝者数は、抑圧的な占領措置により、同月の第2金曜日と比較して半数に減少した。

アル=アクサー・モスクや占領下エルサレムの旧市街の周辺に多くのバリケードや占領軍の集中的な展開があったにもかかわらず、約13万人の礼拝者たちが第3金曜日の礼拝を行った。一方第2金曜日には、同モスクに約25万の礼拝者たちが訪れた。

何万人もの礼拝者たちが占領とその軍事措置に抵抗した。この措置はヨルダン川西岸地区や占領下地域の内部からモスクを訪れようとする大勢の人々の到着を妨げるものであった。

イスラーム・ワクフ局は、各主要道路の軸の閉鎖やアル=アクサー・モスクの門および旧市街の門への2,300 人以上の占領軍兵士が配備されるなどといった、礼拝者への制限措置にもかかわらず、13万人の礼拝者が第3金曜日の礼拝を履行したと述べた。

礼拝者たちは、占領軍が市民の車両複数台の面前でカランディヤ軍事検問所を閉鎖し、55 歳未満の者がアル¬=アクサー・モスクを訪れるためにエルサレムに入ることを禁止したと指摘した。彼らによると、アムード門やザーヒラ門、アンビヤー通りやサラーフッディーン通りなどにも鉄製のバリケードが建てられたという。

ベツレヘム近くの軍事検問所300か所では過去2週間のような混雑は見られなかったが、それにも関わらず占領軍は来訪者たちへの制限措置を講じ、数十人の入境を妨害した。

(後略)

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( 翻訳者:新階 望乃 )
( 記事ID:55370 )