レバノン:イスラエルのドローンが領空を侵犯し若者グループに向けて発煙弾を投下
2023年03月29日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエルのドローンがレバノン領空を侵犯し、発煙弾で若者らを狙う
【ベイルート:アナトリア通信】
レバノン国営通信は水曜日、イスラエルのドローン1機がレバノン南部の国境に侵犯したと述べた。このドローンは、レバノン人の若者らを狙って発煙弾を投下したが、負傷者は出なかった。
同通信は、「敵対的な(イスラエルの)ドローン1機が、深夜1時頃(火曜日-水曜日/ 00:00GMT)にレバノンの領空を侵犯した」と報じた。
さらに、次のように付言した。「ドローンは、フマーミス、ヒヤーム、クファルキラーに囲まれ、占領国側のメトゥーラ集落の向かいに位置する三角地帯にあるカフェに滞在していたレバノン人の若者グループに対して発煙弾を投下した。負傷者は出なかった」。
7:10(GMT)現在、イスラエルはレバノン通信社が報じた内容について、いかなるコメントも発していない。
レバノンとイスラエルは2022年10月、米国による仲介のもとで、両国の海洋境界に向けた合意に署名している。
レバノンは、それにもかかわらず発生しているイスラエルの領空・領海侵犯について苦情を繰り返し述べているだけではなく、国連に対し、イスラエルによる同様の侵犯行為を停止させるよう介入を求めてきた。
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( 翻訳者:大石明穂 )
( 記事ID:55402 )