シリア外相のサウジ訪問 アラブ連盟復帰の機運高まる(1)
2023年04月13日付 al-Watan 紙


■シリアは在チュニジア大使館を再開し、大使を任命することを決定…湾岸アラブ諸国の会合に先立ち、ミクダード外相はジェッダで共同関係を協議

【本紙:諸通信社】

シリアのアラブ連盟復帰の可能性を検討するための湾岸協力会議(GCC)加盟国およびイラク、エジプト、ヨルダンの外相級会合の開催に先立ち、シリアのファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣がサウジアラビアの公式招待により同国のジェッダを訪問した。外務在外居住者大臣によるサウジ訪問は約12年ぶりである。

ミクダード氏の訪問は、中東地域で生じている急速な展開とシリアのアラブ連盟復帰に向けた継続的なコンタクトを反映したものである。またこれは、シリアとサウジアラビアの間に見られる政治的和解の規模の大きさを示すものであり、シリアのアラブ連盟復帰に向けたさらなる一歩となると考えられる。

ミクダード氏は、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外務大臣の招待を受けて同国を実務訪問した。シリア外務在外居住者省の発表によれば、この訪問は、兄弟国である両国の二国間関係および共通の関心事について協議を行うことを目的としている。

一方でサウジ外務省は協議について、シリアの統合、安全保障、安定を維持するためのシリア危機の政治的解決に到達し、シリア人難民の帰還を促進し、同国内の被災地に人道支援を行き届かせるための取り組みが話し合われる予定だと指摘した。

ミクダード外相には、シリアの政府使節団としてアイマン・スーサーン外務在外居住者省次官、ジャマール・ナジーブ管理支援局長、外務在外居住者大臣執務室のヤザン・ハキーム氏らが同行した。

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( 翻訳者:下宮杏奈 )
( 記事ID:55406 )