シリア外相のサウジ訪問 アラブ連盟復帰の機運高まる(2)
2023年04月13日付 al-Watan 紙
■シリアは在チュニジア大使館を再開し、大使を任命することを決定…湾岸アラブ諸国の会合に先立ち、ミクダード外相はジェッダで共同関係を協議
【本紙:諸通信社】
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そのほかビン・ファルハーン氏は両国外相の公式会談に先立って、ゲイル・ペデルセンシリア担当国連事務総長特使と電話会談を行い、シリア危機の政治的解決を実現するための方法とそのために行われている取り組みについて議論した。
サウジ外務省によれば、ビン・ファルハーン氏は電話会談で、「シリアの統合、安全保障、安定、およびアラブへの帰属を維持し、かつシリア国民の幸福と発展を実現するためのシリア危機の政治的解決に至るべく、サウジはあらゆる努力を尽くすことを熱望している」と強調したという。
シリア・サウジの政治的断絶の時代に終わりを告げたミクダード外相のジェッダ訪問と時を同じくして、シリアとチュニジアの関係にも、双方の大使館の再開というかたちで進展が見られた。両国は昨日(12日)、共同声明を発表し、駐ダマスカス・チュニジア大使を任命したカイス・サイードチュニジア大統領のイニシアチブに応じて、シリア側も在チュニジア大使館を再開し、そのトップとしての大使を任命することを決定したと明らかにした。
共同声明では、両国はともに二国間関係を正常な軌道へ戻すことを熱望しているとして、長年にわたる両国の友好の絆に貢献し、二国間の協力および相互扶助がもつ価値および両兄弟国の国民の幸福と利益の向上に資するかたちで、両国の外相間で協議と調整が継続されていることが強調された。
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( 翻訳者:下宮杏奈 )
( 記事ID:55407 )