イラク:2023年は「イスラーム国」撲滅の年に(1)
2023年04月13日付 al-Quds al-Arabi 紙


■軍司令官がイラク治安部隊に計画の見直しを促す:2023年は「イスラーム国」撲滅の年に

【バグダード:本紙】

イラク合同作戦室の副司令官のカイス・ムハンマダーウィー中尉は、治安計画の更新および見直しの重要性を強調した。また2023年がイラクに残存している「イスラーム国」構成員を撲滅する年だと指摘した一方で、政府プログラムが警察隊から治安関連ファイルを受け取り始めていることを明らかにした。

合同作戦の司令部は声明で、「当作戦の副司令官であるカイス・ムハンマダーウィー中尉はテレビ通話を通じて、陸軍司令官、当作戦の司令官、各チーム、警察、人民動員隊、司令本部、治安機関の代表者らの出席のもとで安全保障会議を開いた」と述べた。

さらに「現在のラマダーン月は治安の観点からみると、過去数年と比べて最善である」と表明した。加えて、「ラマダーン月の残りの日々と、イード・アル=フィトルのために戦闘の準備を続ける」必要性を強調した。

さらにこの声明では、イラク軍司令官が「治安機関が発した各報告に基づくと、敵が活動しようとする諸地域に集中し、敵を規制し、その活動を麻痺させ、敵が存在する可能性のある諸地域においてテロ分子に圧力をかけ続けるために、先制作戦を行うことの必要性」を指摘したことが明らかにされた。さらに、「国民に最良のサービスを提供し、彼らの負担を軽減し、管理体制のもとで有害な諸分子を司法に送致し、指導者や司令官たちによるそのフォローアップが可能となるように、治安計画の見直し、こうした管理体制への注意、業務に対する実際的な再考を実施」するよう指示した。

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( 翻訳者:永井俊輔 )
( 記事ID:55408 )