パレスチナ:「魚の揚げ物」と「配達ケーキ」...種々の食品が断食明け祝祭のガザの人びとの食卓のために用意されている
2023年04月19日付 al-Quds al-Arabi 紙


ガザ【クドゥス・アラビー】

 諸般の祝祭でのムスリムの多くの習わしとして、ガザの住民たちも塩漬け魚の「ファシーフ」を、祝祭の衣類の購入と同様に望んでいる(訳注;ムスリムはイードに際し、服を新調する習わしがある)。これは、断食明けの祝祭の日々の最初のイフタールの食卓には、この味がなくてはならないとの考えによる。

 祝祭に備えてガザの人びとは彼らが過去の数日の間中市場に出かけている間、彼らはその関心の多くを衣服の購入だけには向けなかった。買い物中の時間を質のいい「ファシーフ」探しに充てることは、一家の主たちの多くの基本だ。

 多くのムスリム諸人民が望む古い社会的習慣の文脈では、「ファシーフ」の準備はそれが植物油で揚げてあろうとなかろうと、その濃い塩分にも拘らず行われる。それは、彼らに水を飲ませるためであり、このことは断食月で失った水分を補うだろうとの確信のためである。

 ガザの住民たちは、この食べ物を買いたいと思っている。この食べ物のためには、公式な市場でも大衆的な市場でも、多くの種類や形の商品がある販売店や展示場がたくさんある。
(後略)

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( 翻訳者:小林友哉、森川明穂、中原葉、瀬川遥加 )
( 記事ID:55557 )