新福祉党、初の国会議員誕生「”国民の視座”主義者、再び議会へ」
2023年05月14日付 Milliyet 紙
新福祉党のファーティ・エルバカン党首は、選挙結果についての会見の中で、「21年ぶりに”国民の視座”を国会に送りこんでくれた我が国民に心から感謝を表したい」と述べた。
ファーティ・エルバカン党首が新福祉党本部で記者会見を実施。同党首は、今日(5月14日)の選挙の投票率は90%を上回るとし、「21年ぶりに新福祉党を国会に復帰させてくれた我が国民に感謝している。これは(トルコの)歴史的な一歩への貢献だ。”国民の視座”が21年ぶりに国会へ代表を送る機会へと導いてくれたことに対し、一人一人に感謝を表する。我々は公的支援も受けておらず、メディアの力も持っていない。ライバルたちが持つそうした機会をほとんど欠いていた我が党が、しかし、党員の努力とアッラーのお助けにより、この重大な一歩を踏み出すことに成功した。まず第一に、粉骨砕身、犠牲を払いつつ、日夜、身を粉にし献身的に働いてくれた仲間たちに感謝したい」と話した。
■「議席数増加もありえる」
ファーティ・エルバカン党首は、「調査会社が、我が党をアンケート調査のなかでまったく触れなかったということは、それらの調査会社がなんらかの(アンケート結果の)操作をおこなっていたこと、また科学的分析がなされていなかったことを、今回の選挙結果は改めて明らかにした。届いている結果によれば、我が党はトルコ大国民議会で5人の議席をもつ権利を有している。イスタンブルから3人、コジャエリから1人、残り1人はコンヤから選出されている。議席数は増える可能性もある。投票箱が開くにつれ、我が党の得票は増え続けている」と述べた。
■「民主同盟(Cumhur ittifakı)は有利」
また、エルバカン党首は、選挙は二回目投票が残っているとし、「これまでに届いた選挙結果を見るかぎり、大統領選は二回目投票に突入するようだ。我々民主同盟は有利な立場にあるということを表明したい。そして選挙は(エルドアン)大統領の勝利となることを全面的に信じている。願わくば二週間後に(エルドアン)大統領の勝利を共に祝わんことを」と述べた。
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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:55596 )