レバノン:ミーカーティー暫定首相が国連特別調整官と会談
2023年05月22日付 Al-Nahar 紙


■ミーカーティー氏は南部での「ヒズブッラー」の作戦に関してどのようにコメントしたか?

【ベイルート:本紙】

ナジーブ・ミーカーティー暫定首相は今日の午前、自身の顧問であるブトルス・アサーキル大使とズィヤード・ミーカーティー氏の立ち合いのもと、首相官邸でジョアンナ・ウロネッカ国連レバノン担当特別調査官と会談した。

会談では、「レバノンの新大統領を選出し、必要な改革を実施するにあたっての、レバノンの政治指導部や国会議員らがもつ役割」が強調されつつ、レバノンにおける現行の進捗やアラブ連盟首脳会議の結果についての議論がなされた。

さらにミーカーティー暫定首相は南部の状況について言及し、「国連の作戦地域における国軍と国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の間の既存の協力、および安全保障理事会決議1701号へのレバノンのコミットメント」を強調した。

さらに「南部で恒久的な停戦を確立し、レバノンの主権への侵犯を止めるようイスラエルに圧力をかけるために、国連安全保障理事会が努力を払う」ことを要求した。

昨日「ヒズブッラー」によって実行された作戦についてのウロネッカ氏の質問に応えて、ミーカーティー暫定首相は「レバノン政府は、国家の権威と主権の毀損を形成するいかなる現象を拒否するが、特にヒズブッラーの武器という主題に関する問題は包括的な国民合意を必要とする現実に関連しており、その問題は次なる段階における優先事項のひとつとならなくてはならない。現時点において、レバノン政府はレバノンの全ての領土における治安上の安定を維持することにならび、それを揺るがせることにつながるいかなる行動をとらないことを強調する」と述べた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:岡田悠花 )
( 記事ID:55651 )