イラン統計センター人口・労働力・家計局長 イランの人口が8500万人を突破
2023年05月16日付 Jam-e Jam 紙
イラン統計センター人口・労働力・家計局長は「イランの人口が8500万人の境界を超えた。これは良いニュースであり我が国の人口動態を表すものである」と述べた。
【ジャーメ・ジャム電子版】イラン統計センター人口・労働力・家計局長アリーアクバル・マフズーン氏は、国の経済発展における人口増加の役割について、「イラン統計センターのウェブサイトはここ数日間でイランの人口が8500万人の境界を超えたことを示した。これは良いニュースであり我が国の人口動態を表すものである」と述べた。
同氏は「人口増加の流れは60年代(西暦1980年代)に始まり、1395(西暦2016/17)年に行われた最後の国勢調査までに1.24%に達した。しかしその年以降は減少傾向が続き、現在は1%を下回る0.77%ほどとなっている」と付け加えた。
イラン統計センター人口・労働力・家計局長は人口の内訳についても言及し、「国の人口の 約24%が15歳未満の幼児と年少者で構成され、人口の25%が15〜29歳、44%が中年で残りが65歳以上の高齢者であり、このことは我が国の主要な人口内訳が中年層で構成されていることを示す」と語った。
マフズーン氏は人口増加が経済成長・発展に及ぼす良い影響を認め、「国の消費者人口に対する生産人口の超過は『人口の窓』と呼ばれる。我が国ではその状態で現在20〜30年が経過しており、更に約20年続くと見込まれるが、人口増加の現在の傾向はいずれゼロまたはマイナスにさえなるであろうことを示している」と述べた。
同氏は、インセンティブ政策は人口政策の一部に過ぎないと述べ、生産年齢人口へのエンパワーメントとカウンセリング、教育、出産促進も実施すべき事項であると付け足した。
イラン統計センター人口・労働力・家計局長は国内の中絶件数の多さを指摘し、「国家人口本部の設置により出生数は一部地域では増加したが、減少している地域もある」と述べた。
同氏は人口構成のバランスを取り戻す必要があると述べ、「イランの平均寿命は現在74歳、識字率は87.6%に達しており、この人的資本が人口の質的成長に寄与している」と話した。
マフズーン氏は、平均結婚年齢は男性が24歳で女性が23歳であるが、国内で他地域と比べ裕福な一部の大都市では、残念ながら結婚年齢が全国平均よりも高いことにも言及した。
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( 翻訳者:KA )
( 記事ID:55688 )