ロイター通信は、公正発展党（AKP）のエルドアン大統領が、非公式情報により当選が判明した後、メフメト・シムシェキ元財務大臣と会談していたことを伝えている。また、トルコメディアPatronlar Dünyasıのトイグン・アティラ氏は、大統領官邸で行われたこの会談の後、シムシェキ氏がエルドアン大統領に「我が国のため、我が祖国のため、任務にあたる準備は万端だ。」と伝え、経済のリーダーになるオファーを受け入れたと述べている。

5月28日に行われた大統領選挙決選投票の非公式な結果によると、レジェプ・タイイプ・エルドアン氏が大統領に当選した。

大統領選の結果が判明後、メフメト・シムシェキ元財務大臣がエルドアン大統領と会談していたことがわかった。シムシェキ氏は、3月末に公正発展党本部で行われた会談で「政界に残ることは積極的に考えていない」としていた。　

■発表はされていない

ロイター通信は、エルドアン大統領が月曜日にメフメト・シムシェキ元財務大臣と会談したと伝えた。この件に詳しいとされる2人の情報提供者は、この会談の内容を詳細には明かさなかった。　

■メフメト・シムシェキがオファーを受けたという説

Patronlar Dünyasıのトイグン・アティラ氏によると、大統領官邸で行われた会談の後、シムシェキ氏はエルドアン大統領に対して「我が国のため、我が祖国のため、任務にあたる準備は万端だ。」と伝え、経済のリーダーになるオファーを受けたという。

■財務・国庫の省庁分離もありえる

ヒュッリイェト紙のコラムニストであり政権寄りとして知られるアブデュルカディル・セルヴィ氏は以下のように述べている。

「エルドアン大統領は昨日の夜、メフメト・シムシェキ氏と会談を行った。建設的な議論が行われたと言われている。メフメト・シムシェキ氏が次期の経済担当になれば、ルュトゥフ・エルヴァン氏とジェブデット・ユルマズ氏も経済を担当することになり、チームとして連携がとられることになるとされている。また、財務・国庫の省庁分離もありえるとも言われている。」

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（ 翻訳者:金子萌 ）
（ 記事ID:55690 )