エジプトの刑務所で今月4件目の死亡例
2023年05月26日付 al-Quds al-Arabi 紙
カイロ【クドゥス・アラビー】
諸般の独立系人権団体は、エジプトの人権問題への批判を続けた。これについては、刑務所や留置所でこの5月の間に4件の死亡例が発生している。
諸団体は、ハーリド・サイード・ナージー(薬剤師、医療コンサルタント、ムスリム同胞団の政治部門である自由公正党所属の元シューラー議会議員)が、昨日刑務所で天に召されたと発表した。
ナージー氏は、2013年10月4日に逮捕されており、ベニスウェフでの第96軍事問題で終身刑が言い渡されていた。本件は、今5月のエジプトの留置所での4件目の死亡事例だ。
「ジャーナリズムの自由への脅威」
これと並行して、去る日曜日に裁判所が出した最近の複数の判決への批判が続いた。これらの判決は、エジプト国外から放送しているテレビのチャンネル複数で働くエジプト人記者たちに対し、終身刑に及ぶ刑が含まれていた。判決を受けた者の中には、ムスリム同胞団の政治部門である自由公正党の元報道官のハムザ・ズウバウが含まれる。ムスリム同胞団は、当局がテロ集団に指定している。
「人権のための流星センター」は、これらの最近の判決を、体制に反対する報道を攻撃対象とする一連の司法判決の一部であるとみなした。
(後略)
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( 翻訳者:魚田帆乃果、山本佑、城森翔悟、西川豪 )
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