イラク:サッダーム政権を称賛する大臣の発言が物議を醸す(1)
2023年06月07日付 al-Quds al-Arabi 紙


■リーカーニー建設・住宅大臣がサッダーム政権を称賛したとされる動画が流布し、国内の論争を巻き起こす

【バグダード:本紙】

イラクの一部のSNSで、サッダーム・フセイン(前大統領)の時代について語り、「当時の方が今より良かった」と述べるバンキーン・リーカーニー建設・住宅大臣の動画が拡散された。リーカーニー氏はこの声明を否定し、動画が「部分的」であることを強調したが、この出来事はイラク国内で論争を巻き起こした。

リーカーニー氏は動画の中で、「シーア派は自分たちでは何も生み出せなかった。彼らは戦略的なビジョンを持っておらず、彼らの主要な関心事は選挙にいかに勝つかということだけだ」と述べ、「あなた方は4度選挙で勝利したが、一体何をしたというのか?」と尋ねた。

しかし同氏は声明のなかで「衛星チャンネルのテレビインタビューから部分的な動画が流布された」と即座に強調した。

そして「治安部隊、人民動員隊、ペシュメルガ、部族グループといったシーア派同胞を筆頭とするイラク人は国家を維持するために多大な犠牲を払い、彼らのおかげで勝利が達成された」と付け加えた。

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( 翻訳者:新階 望乃 )
( 記事ID:55738 )