■エジプトが渡航を希望するスーダン人に事前の入国ビザ取得を課す…人権団体「この決定は人道的惨事を引き起こすだろう」

【カイロ：本紙】

エジプトのカスタル越境管理局がアシュキット国境通行所のスーダン側当局に通達した決定によると、エジプト当局はスーダン人がエジプトに入国する際の新たな条件を課し、彼らに事前のビザ取得を義務付けた。

通達された内容によると、この決定は明日土曜日から適用され、それ以降スーダン人によるエジプトへの入国は、当事者の年齢や性別を問わず、事前のビザ取得後でなければ許可されない。

この決定は、エジプト・スーダン間で2004年に締結されていた4つの自由協定の一つである移動の権利にかかわる原則を遵守する立場から、エジプトが16歳未満の児童・女性、55歳以上の高齢者に認めていた事前ビザ取得の免除措置を無効にするものである。

ワーディー・ハルファのエジプト総領事館は発表した通知のなかで、明日土曜日から、エジプトへの渡航を希望する全年齢層のすべてのスーダン国民は、入国ビザを取得する必要があると述べた。

この通知によると、エジプトへの渡航を希望するスーダン人は2つの用紙に記入する必要がある。1つ目はビザ取得申請に関するもので、2つ目は所有財産、エジプト国内の親戚や知人、エジプトやスーダンでの滞在（居住）地、スーダン帰国の予定日に関するデータを含むものである。

（後略）

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（ 翻訳者:國松吟音 ）
（ 記事ID:55746 )