パレスチナ:行政拘留者がハンストを実施、さらなるハンストの計画も
2023年06月09日付 al-Quds al-Arabi 紙

パレスチナ:行政拘留に対し囚人がストライキを行い、支援を求める

■行政拘留者2人が9日間のストライキの末に占領軍から勝利をもぎ取り、その仲間たちは大規模闘争に備える

【ガザ:本紙】

囚人のカーイド・ファスフースさん(34歳)とアフマド・ムサーラマさん(25歳)は、行政拘留を延長しないというイスラエル側の誓約を得て、9日間続いた公開ハンガーストライキを終了した。その一方、激化する行政拘留に反対するべく今月18日に公開ハンガーストライキを実施する準備が、行政拘留者の間で順調に進んでいる。

パレスチナ囚人クラブがファスフースさんとムサーラマさんの家族の話として報じたところによると、二人の行政拘留の上限を定める合意がなされた後、両家の息子はハンガーストライキを中止した。

一方、行政拘留者たちは結成された指導組織を通じて、今月18日に実施することが決定したハンガーストライキの準備を続けている。

行政拘留者委員会は、行政拘留者の主な要求は行政拘留を終了し、占領国に国際人道法の尊重を義務付けることであると確認し、すべてのパレスチナ人や団体と、すべての市民社会機関や組織に対し、行政拘留者問題とストライキへのさらなる支援活動を組織することを求めた。

これに関してパレスチナ囚人クラブは、占領当局が行政拘留者グループの召喚を開始し、多数の人々を脅迫したことを明らかにした。行政拘留委員会が、この恣意的な拘留政策に反対するハンガーストライキを、今月18日に実施するとの決定を発表したことが背景にある。

この大規模で闘争的な行動を阻止しようとする占領軍の試みの一環として、刑務所管理局は多数の行政拘留者を召喚し、囚人らがその行動に参加するのを阻止するよう圧力をかけ始めた。

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( 翻訳者:藤井翠 )
( 記事ID:55751 )