イラク:「イスラーム国」がキルクークの軍事拠点を攻撃し、兵士5人が死傷
2023年06月11日付 al-Quds al-Arabi 紙
■キルクークでの「イスラーム国」の攻撃によりイラク人将校2人が死亡、兵士3人が負傷
【イスタンブール:アナトリア通信】
イラク国防省は日曜日、北部のキルクーク県でダーイシュ(イスラーム国)の攻撃により将校2人が死亡し、兵士3人が負傷したと明らかにした。
同省のセキュリティ・メディア・セルは、イラク通信社が発表した同省の声明で「我々の軍がテロ組織ダーイシュに対して行った激しい攻撃と質的な作戦の後、この組織は自らの存在を証明しようとしている」と述べた。
そして「先日土曜日の夕方、ダーイシュのテロ分子は小火器と中火器を用いて、キルクーク県ディビス地区のタッル・ワルド村付近にあるイラク軍の第8師団第32旅団の拠点を攻撃した」と付け加えた。
「これにより、将校2人(うち1人は中佐で、もう1人は中尉)が死亡し、兵士3人が負傷した」と説明した。
メディア・セルはまた、事件の状況と詳細を知り、原因を究明するために合同調査委員会が到着したと報じた。
時折、ダーイシュの一員と見られる武装集団が、「死の三角地帯」の名で知られる、サラハッディン県と北部のキルクーク県と東部のディヤーラ県の間の地域で特に、攻撃を仕掛けている。
イラク政府は2017年末に、ダーイシュが2014年から占領していた、イラクの面積の3分の1とされる土地を奪還したことによりダーイシュに対する勝利を表明したが、同組織は政府が治安作戦や軍事作戦の実行を通してその脅威の封じ込めのために戦っている時にも、依然として活動を続けている。
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( 翻訳者:玉川公子 )
( 記事ID:55770 )