スーダン:停戦後のハルツームは静けさに包まれる(2)
2023年06月10日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ハルツーム:停戦開始から数時間、張り詰めた静けさ
【ハルツーム:アナトリア通信】
木曜日、ハルツームでは軍用機が多数展開し重火器や小火器を使用したスーダン軍と即応支援部隊との間での激しい衝突が勃発した結果、首都南部の石油貯蔵施設で火災が発生した。
一方、金曜日、スーダン軍と即応支援部隊は、国土全域において土曜に始まる24時間の停戦に合意した。これはサウジアラビア政府とアメリカ政府の発表によるものだ。なお、サウジアラビア外務省が発出した声明によると、両政府は先月からジッダでの直接会談を主催しているという。
そして、サウジアラビアの声明に続き、スーダン軍と即応支援部隊は、サウジアラビアとアメリカによる努力を評価しつつ、24時間の人道的停戦に関する両国による仲裁の働きかけに応じることを発表した。
今年4月15日以来、ハルツームとその他の都市は、アブドゥル・ファッターフ・ブルハーン率いる軍と、「ハメッティー」ことムハンマド・ハムダーン・ダカルー率いる即応支援部隊との間の衝突に見舞われているが、それは世界最貧国のうちの一つに、国内外への避難の波だけでなく何百人もの死者や何千人もの怪我人をもたらした。
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( 翻訳者:松本大介 )
( 記事ID:55772 )