ヨルダン:イスラエルとの関係、「摩擦」より「衝突」に近い
2023年06月12日付 al-Quds al-Arabi 紙
【アンマン:本紙】
最近、表立って明らかになった一部の合意にも関わらず、「狭い橋」はヨルダン‐イスラエルの微妙な関係に関連した新たな体験をする機会を完全に得たようだ。
ヨルダンは、ヨルダン渓谷のアレンビー橋を経由して武器の取引を行っていた容疑で逮捕された元国会議員の釈放をイスラエルに求めていたが、それに対するイスラエルの右翼政権の反応がヨルダンのすべてのウォッチャーたちに明らかにしたのは、イスラエルは右翼連立政権の維持という名目のもとに行ってきた強硬政策の代償を、エルサレムの紛争解決で釣ってヨルダン政府に支払わせようと両国関係を導く、または転換するかもしれないということだ。
その取引についてイスラエルの政治家もヨルダンの政治家も語らない。しかし少なくともヨルダンの政策決定の中心にいる人たちにとって、これが与えた印象は、「アレンビー橋」の名で知られる武器密輸事件は、カーテンの後ろや舞台裏で政治的にヨルダンに大きな損害を与えたということだ。特にヨルダン政府の優先事項は、国会議員であるためにイスラエル当局が拘束したヨルダン人の釈放であった。これは依然としてデリケートな問題であり、ヨルダンの官僚制に関する多くの見直しにつながると繰り返し言及されている。
(後略)
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( 翻訳者:久木田麗磨 )
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