パレスチナ:ガザ地区の女性が立ち上げた廃棄物リサイクルのプロジェクト(3)
2023年06月07日付 al-Quds al-Arabi 紙
「イブラ・ワ・スィンナーラ」:ガザ地区の女性たちによる繊維と皮革の廃棄物を復活させるプロジェクト
【アナトリア通信:ガザ】
作業段階は、これらの廃棄物のなかから「イブラ・ワ・スィンナーラ」プロジェクトに到着した材料を分別し、その後どのような商品になるかに合わせて、種類、サイズ、色に応じてそれらを分類することから始まる。グールさんによると、次にこれらの材料は洗浄とクリーニングの工程に送られ、その後プロジェクトに携わる女性たちが裁断と縫製を始めるという。
グールさんは自身が、製品のデザインやパターン(細部の寸法や測定値を示す形状の設計)を描くという基本的な仕事を行っているほか、こうした作業を監督し、労働者たちを指揮していると説明した。彼女によると、最終的な製品は「衣類、室内装飾品、バッグ、枕」のいずれであっても、プロジェクトの運用コストが低いため、輸入品と競合可能な高品質かつ低価格な製品となっているのだという。彼女は次のように話した。「たとえば、私たちが縫製工場の廃棄物から購入する生地1キロの価格は、生地の種類に応じて4から10シェケル(1米ドルは約3.75シェケルに相当)の範囲にありますし、一部の女性が提供する使い古された服を使用することもあります」。
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( 翻訳者:SHAIKH SADAF AZHAR )
( 記事ID:55798 )