■エジプトは不法移民犯罪に携わるギャングがより良い生活をやむを得ず探し求める人々につけ込んでいることを非難
【サマル・ナスル】
エジプトは、不法移民犯罪に携わる組織的なギャングが、より良い生活や仕事の機会を一部の人々がやむを得ず探し求めていることにつけ込み、彼らの生活を死の危険と希望の喪失に晒していることに対し、強い言葉で改めて非難を強調した。
この非難は本日金曜日の外務省発表の声明内で示された。声明でエジプトは、6月14日水曜日のギリシャ沖での不法移民船の沈没事故における犠牲者に対し、深い悲しみと共に追悼の意を表した。船はリビア沿岸からヨーロッパに向かって出発し、エジプト人を含むさまざまな国籍の不法移民数百人が乗船した。
アテネのエジプト大使館はエジプト人犠牲者の人数と身元の特定のため、ギリシャの関係当局とともに、昼夜を問わず行方不明者の捜索や犠牲者の遺体の回収を継続している。また、必要なサービスを提供するため、身元が確認された生存者の状況を追跡調査している。
この点に関してエジプト政府は、エジプト沿岸から不法移民が出国することを防ぐために講じた国境管理の措置に加え、過去数年間に渡り、不法移民罪およびその犯罪行為の組織化や助長に関与しようとした者に対する抑止法を制定するため断固とした措置を講じたことを強調した。
エジプト政府は、この痛ましい事故の犠牲者の遺族に改めて心から追悼の意を表し、偉大なる全能の神に、遺族へ忍耐と慰めを授けられるよう願った。
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( 翻訳者:山崎陽生 )
( 記事ID:55806 )