リビア:複数の人権団体、ハフタル氏傘下の武装組織による検事正への襲撃を非難(1)
2023年06月17日付 al-Quds al-Arabi 紙


■リビア:検事がハフタル氏派の軍人による襲撃を受け、複数の人権団体がこれを非難

【トリポリ:ナスリーン・スレイマーン、本紙】

リビア北東部の都市ベンガジで、武装組織「ターリク・イブン・ズィヤード旅団」の構成員らがアフマド・カタアーニー検事正を襲撃したと地元メディアや複数のソーシャルメディアプラットフォームが報じた。

カタアーニー検事正は、ベンガジ南部の「公共財産検察局」の局長を務めている。「公共財産検察局」とは、公共財産や公有地の差し押さえに関する調査を行うため、全国の地方検事正によって組織された機関である。彼はまさに、公共物に関する多くの案件と強盗事件の調査に着手したところだった。

アラブ人権機構(AOHR)のリビア支部は、ベンガジ南部でアフマド・カタアーニー地検検事正が武装した男たちに襲撃され、職場における人間としての尊厳を不当に傷つけられたと厳しく非難した。

AOHRは木曜日に声明を出し、一連の違法行為の危険性を警告した。その上で、リビアが自国民を国際的な裁定に委ねるのではなく、自ら法廷会計学による解明能力を強化し、司法における公正性・公平性を実現しなければならないこの時期に、このような暴力行為は検察庁と業務と地位および司法制度に悪影響を及ぼし、ひいては国家司法の威厳を失墜させると憂慮している。

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( 翻訳者:永井俊輔 )
( 記事ID:55807 )