パレスチナ:中国・パレスチナ両首脳が北京で会談
2023年06月15日付 al-Watan 紙


■秦中国外相は、ブリンケン米国務長官に対し、自国への内政干渉を止めるよう要求…習中国国家主席は「パレスチナ問題の公正な解決を支持する」と述べ、アッバースパレスチナ大統領は「パレスチナの正当な権利に対する中国の支持」に謝意を表明

【諸通信社】

習近平中国国家主席は昨日、マフムード・アッバースパレスチナ自治政府大統領と会談し、パレスチナ問題の公正かつ永続的な解決を推進するべく、パレスチナとの調整および協力を強化する準備ができていると明らかにした。また中国政府はアメリカ合衆国に対し、自国の義務を遵守し、中国の金融機関との対立を引き起こさないよう要求した。

中国紙『環球時報』によれば、中国・パレスチナの両首脳は昨日、中国の首都北京で会談し、会談のなかで習氏は、自国がパレスチナ問題の包括的かつ公正な解決の実現に取り組むことを申し出た。さらに同氏は会談で、「パレスチナ問題の早期的、包括的、公正、かつ恒久的な解決を推進するため、中国はパレスチナとの調整および協力を強化する準備が整っている」と述べたという。

一方パレスチナの『ワファー』通信によると、アッバース・習両氏は会談で、パレスチナ問題に関する最近の動向をはじめ、国連への正式加盟を目指すパレスチナに対する国際的な支持を集結させるための政治的・外交的努力、そしてイスラエル政体がパレスチナ領土に設置した体制の合法性、様相、適格性、また同地におけるアパルトヘイトに関する、国際司法裁判による勧告的意見や法的見解の発表をめぐって協議した。

アッバース氏は、習氏に対し、現在も続くイスラエル占領軍によるパレスチナ人に対する侵害行為と一方的な措置について説明した。この際、こうした措置を代表するものとして、入植活動および日常的な殺害の拡大、エルサレムにあるキリスト教とイスラム教の聖地の収奪、署名されたはずの諸合意の無視、パレスチナ人の納めた税金の横領などが挙げられた。

(後略)

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( 翻訳者:下宮杏奈 )
( 記事ID:55810 )