イラク:避難民の救済のため国連に支援を呼びかけ(1)
2023年06月18日付 al-Quds al-Arabi 紙


■イラクは50万人以上の避難民救済に向け国際的な支援を要請

【バグダード:本紙】

イラクのアブドゥッラティーフ・ジャマール・ラシード大統領は日曜日、約60万人の避難民がきわめて複雑かつ困難な状況下で生活していると述べ、国際連合に対し、避難民に関する問題の解決および国内の経済・開発の促進のために自国を支援するよう呼びかけた。

イラク大統領府の広報オフィスは、ラシード大統領が「バグダードの宮殿で、国連事務次長補で国連開発計画アラブ諸国地域局長のアブドゥッラー・アブドゥッラッザーク・ダルダリー氏と同氏の同行団を迎えた」と述べた。

その際同大統領は「国連の専門機関を通じた、イラク・国連間の既存の関係」の重要性に関して指摘し、「避難民に関する問題を解決し国内の経済・開発を促進するかたちで、イラクを支援するにあたって望ましい目標を実現するために、こうした関係を強化し発展させる」必要性を強調した。
  
さらに「実際的な作業を開始し、避難民の問題に対して具体的な成果を提示する」必要を強調し、「60万人近くの避難民がきわめて複雑かつ困難な状況下で生活しており、彼らには現場で何も提供されていない。この問題は、彼らを元々の居住地域に帰すことで終結させなければならない」と指摘した。

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( 翻訳者:星野 明里 )
( 記事ID:55818 )