カタールとUAEは外交使節団の復帰と大使館の再開を決定する
2023年06月19日付 al-Quds al-Arabi 紙


クドゥス・アラビー】
 カタールとUAEは、両国の首都にある大使館と領事業務を同時に開設し、両国間の外国関係を正常化した。

 『クドゥス・アラビー』紙によるカタールの首都の外交地区のUAE大使館周辺の取材は、UAE政府の大使館庁舎の周辺で動きがあることを明らかにした。

 カタール当局は、UAE当局と同時に発表した共同声明で月曜日(6月19日)より外交関係を完全に復活させると表明した。また、カタール通信社(QNA)あての声明は、これはウラー合意と、二国間関係強化への両国の希望に基づき、カタールとUAEは両国間の外交使節団の復帰を宣言した。これは、アブダビのカタール大使館、ドバイのカタール領事館、ドーハのUAE大使館が業務を再開することによってなされる。

 公式声明によると、双方は、この措置は両国指導部の意志を具現化したもので、アラブの共同行動の歩みを強化し、両兄弟人民の願望を実現するものであると強調した。

 カタールの首相兼外相の顧問で、外務省公式報道官であるマージド・アンサーリー博士は、これより前に『クドゥス・アラビー』紙のカタール政府とバーレーン政府との外交関係再開を踏まえたカタール政府とUAE政府との関係の進展についての質問に答えた。同博士は、カタールとUAEとの関係の発展と両国が今後大使館の開設に向かっていることを明らかにした。カタールルルルーリー博士は、以前のカタール外務省の週例ブリーフィングで、カタールとUAEとの関係に前向きな進展があったと強調した。この関係とは、湾岸諸国の和解のためのウラー合意を完遂したものだ。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:山中李咲、酒井梢太、大森耀太 )
( 記事ID:55821 )