ガザ:イスラエル当局が囚人の口座から治療費の徴収を開始(2)
2023年06月21日付 al-Quds al-Arabi 紙


■刑務所当局は人種差別的な決定を実行し、「カンティーナ」口座から囚人に治療を支払わせる

【ガザ:本紙】

「カンティーナ」とは、囚人の口座にある預金のことである。刑期中、刑務所管理局から提供される食料は不足しており、加えてその品質が悪いことから、多くの食料がその口座から購入される。つまり治療を受けるため囚人は食料を買う機会が奪われることを意味する。

さらに同機構は、この人種差別的措置が、過激派の大臣であるイタマル・ベングヴィール氏の支配する管理局に対し、極右のイスラエル政府が発出した一連の様々な報復政策の一つであると確認した。

囚人問題をフォローアップしているパレスチナの諸勢力は、重篤な病気を患う囚人や、逮捕前にイスラエル側によって銃撃されたため即座に手術が必要な囚人が数十人いることを確認している。一方、刑務所当局は、「緩慢な死刑」政策の中で、医療面で彼ら囚人を放置し続けている。

(後略)

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( 翻訳者:笠井野乃果 )
( 記事ID:55841 )